Sタイプ メッシュベルト

S type金網は螺線が組み合わせでできた金網で、実例は食品の搬送用です。等間隔で螺線の中に通されたバーがチェーンに 直結し、チェーンの駆動によって金網全体がベルトコンベヤーの働きをします。

 正面からの図です。バーにより、平坦性が保たれています。
 平面部のベルトはチェーンに直結されたバーがベルトの螺線の中を通り、チェーンが廻ることによってベルトが誘導され動きます。
 斜面部は商品をガイドする為にL字型金具がベルトに直接付けられています。
 斜面部はさらに搬送を安定させる為、平板とチェーンを直結し、その平板をベルトの螺線部に通しています。よってこの部分の螺線の幅は他の部分に比べて広くなっています。
 平面部から斜面部の境界部分。商品がスムーズに流れるようにメッシュベルトの間にガイドが付けられています
 メッシュベルトは商品を乗せ駆動するので、徐々に磨耗します。ただ長持ちさせるには、ベルトにかかる力が均一になる必要があるので螺線のピッチや線形の精度が要求されます。
 商品搬送にメッシュベルトを使う理由は、商品を熱加工したり、また材質がステンレスであることから、錆びない特徴を生かし水中での搬送や、水切りができることなどが上げられます。主に食品等で使われています。